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私はこれまで、行政職の地方公務員として10年間勤務し、その後、経営コンサルタント地方議会議員という2つの職に転身しました。

近年は、個人の価値観やライフスタイルに合わせて、多様なキャリアを描く時代です。

私自身、30代前半というタイミングで転職を決意しました。

本記事では、転職に至った背景や具体的な経緯をご紹介いたします。

地方公務員から新たな一歩を踏み出したい方地方議会議員という道に関心をお持ちの方にとって、少しでもヒントとなれば幸いです。

鳥取県庁での経験

「生まれ育った地域を盛り上げたい」という想いから、2014年に鳥取県庁に入庁しました。
これまで、以下のような幅広い業務に携わってきました。
 • 総務部:予算編成、国の会計検査対応
 • 県土整備部:公共工事の入札、建設業許可関連
 • 商工労働部:大規模投資に対する補助金支援、大阪の大手メーカーへの研修派遣
 • 地域社会振興部(選挙管理委員会事務局併任):衆議院選挙の執行管理、主権者教育のプログラム・教材開発
これらの業務を通じて、行政における幅広い視点と経験を積むことができました。

転職への思いと経緯

県庁では充実した日々を送っていましたが、ある時から心の中に芽生えた想いが、私を新たなキャリアへと導きました。

地元への想いと葛藤

県全体の発展に関わる仕事はやりがいがありましたが、一方で、自分が暮らす「湯梨浜町」に深く関われていないという葛藤がありました。
「地域のために頑張りたい」と思いながらも、「自分の町のことを本当に知っているのか?」という問いが心に残りました。
私の原点は、幼少期に湯梨浜町で過ごした豊かな経験です。
次の世代にも、この町でのかけがえのない体験を提供したい。
そのために、もっと直接的に地域に関わる仕事をしたいと強く思うようになりました。

仕掛け人として、地域を動かす

地域を変えるには、「仕掛け人」が必要です。
優れた制度やアイデアがあっても、実行に移す人がいなければ現状は変わりません。
これは、公務員時代に何度も痛感したことです。
私自身がその「仕掛け人」になろうと決意しました。

経営コンサルタントとして、地域の挑戦を支援

たとえば補助金制度には、わかりづらい表現や煩雑な手続きがつきものです。
結果として、本来活用すべき人々が制度を敬遠してしまうことも少なくありません。
私は行政経験を活かし、制度の「わかりづらさ」を解消するサポートができると考えました。
また、チラシや資料づくりなどにおいても、伝わる表現の工夫ができると実感しています。
こうした取り組みが、地域の皆さんの第一歩を後押しし、結果として地域の活性化に繋がると信じています。

地方議会議員として、未来を担う声を届ける

現在、地方議会は全国的に高齢化が進んでいます。
町の未来を創るためには、現役世代や子育て世代、若者たちの声を反映する必要があります。
今の自分だからこそ、担える役割があると感じました。
「経済」と「行政」両面から、地域に貢献していく。
それが、私の新たな目標となりました。

転職の計画と準備

もちろん、転職には不安も伴います。特に収入面でのリスクをどう捉えるかは重要なポイントでした。
しかし、「経営コンサルタントと地方議会議員の“二本柱”」を築くことで、リスクを分散することができました。
地方議会議員は特別職公務員であり、兼業が可能です。
また任期は4年ごとの選挙制であるため、このスケジュールを逆算して、退職・準備のタイミングを計画的に進めました。
まずは議員選挙での当選を目指しつつ、並行してコンサルタントとしての環境を整えていきました。

おわりに

このように、地方公務員としての経験を土台に、経営コンサルタントと地方議会議員という2つの道に挑戦しています。
不安は尽きませんが、自分の想いを形にしていく毎日はとても充実しています。
挑戦するからこそ、見えてくる景色があり、得られる楽しさがあります。
これから新たなキャリアを描こうとされている方へ、少しでも参考になれば幸いです。
ご質問などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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